.screenrc:screenの設定を行う

ここでは GNU screen の設定に関してメモしておきます.

なお,screenの設定ファイルは”.screenrc”です. 他の設定ファイルと同様に,基本的に$HOME直下に作成します. なかったら作ればよいというのも(つまり自動作成はされないこともあるということ)他のアプリケーションと同じですね.

端末でログイン時に自動でscreenを起動する

ある程度操作に慣れてくると,いちいちscreenコマンドを使用するのが億劫になってきます. 使い始めた当初はオプション的に,画面を分割したい時だけやればよいとか思っていましたが,そんなことはなかった.

さて,これを実行するには以下の設定を”.screen”に記述します.

.screen

if [ $TERM != "screen" ]; then
  if [ $TERM != "dumb" ]; then
    screen -e ^z^z
  fi
fi

その上で端末を再起動しましょう.

日本語を使用可能にする

とりあえず,デフォルトの文字コードはUTF-8にしておくのが無難でしょう. windows?? なにそれ美味しいの??

以下の設定を”.screen”に記述します.

.screen

defutf8 on
defencoding utf8
encoding utf-8 utf-8

エスケープ文字の設定

ようはscreenの操作を始めるためのキーの設定です. デフォルトでは”ctrl+shift+A”になっています. 私個人的にはこの設定でも良いのですが,小文字でも大丈夫にしておいたほうが操作は楽でしょう.

escape ^aA

レイアウト

で,ここからがscreenの設定の面白い部分です. 浅井は基本的に,screenを端末を分割するために使用しているわけですが, その分割の使用を決めていきます.

この際レイアウトを呼ばれる機能を使用すると,いくつかのお気に入りの分割したレイアウトを保存することができます.

例えば何かの開発をするときには(pythonとかよくします),まず左右に切って,左上にスクリプトを記述しながら,左下では対話式に,色々と試していきたいなと.で右側にはTodo出したり,bathいじったりできるようにして,でもこれはそんなに幅はいらなくて(母国語がRでRstudioを使っていたものでこのUIが好きです).こういう設定をいちいち開発を始めるたびに命令しているのは億劫なので,.screenに記述しておきます.

で,例えばサイトを書くときには,上半分はsshでサーバーに接続しながら記事書いて,下半分でローカルで色々確かめてみたいなことをしたいので,この時には上下半分に切っていある方が幸せです.

このように複数個のレイアウトを用意して指定したキーバインドで切り替えができるような設定も可能です.