Nautilusとサーバーを連携する

今回やりたいことはgnomeの標準ファイラであるNautilusと自分のサーバとのできる限りシームレスなファイルのやりとりです.基本的にサーバではセキュリティのことを考え,ssh接続の秘密鍵で接続しているものとします.

で,Nautilusはサーバーと連携を行うことができます. つまり,普段HDDとかUSBとかを使用しているのとそんなに変わらない感覚で,ファイルのやりとりが可能になります. この機能が中々優秀になってきました. とりあえず,私の場合,研究室のサーバーはssh接続ですが,これに対応しています. イメージとしてはwinSCPやFilezira並かそれ以上の使いやすさがあります.

導入方法

Nautilus自体はgnomeを使用していれば標準で入っていると思います. 日本語設定をしている場合,単に”ファイル”と書かれたアイコンになっていますね. これをサーバーと連携していきます.

なお前提としてssh通信ができること,”.ssh/config”ファイルの設定が終了していることが 必要です.またgnomeというはNautilusのバージョンによって微妙に挙動が異なるので注意が必要です.

注釈

これに関してはいずれどっかに記述します(gitについて書きたいのでその時にでも)

サーバと連携してみる

さて以下に実際のやり方について記述していきます. なお,私の環境はfedora20でNautilusのバージョンは3.10を使用しています.

Nautilusを開く

これは説明しなくてもよいでしょう. 普通に開きます.

で,デフォルト設定で左サイドにある”サーバーへ接続”をクリックします.

サーバとの連携

すると以下のような画面になると思います. ここの画面はNautilusのバージョンによって多少UIが異なるかもしれません.

ssh接続を行う場合,ここに”ssh://<.ssh/configに記述されたサーバー名>”と入力します. sshが秘密鍵を使用している場合,以下のようにパスワードを聞かれるので, 大人しく入力しましょう. なお,パスワードに関しては,Nautilus自身に登録させることもできるようです(ココらへんは各人判断なのでしょうね). その場合,下のラジオボタンにチェックを入れます.

接続が成功すると,さも通常のディレクトリのように振る舞うようになると思います. ディレクトリ単位でのやりとりも可能なので,例えばサイトを運営する場合などには重宝するのではないでしょうか.