日本語入力¶
Last Change: | 23-May-2016. |
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Author: | qh73xe |
日本語入力において 一般的には ibus という インプットメソッドフレームワーク が使用されることが多いです。
この ibus 一昔前から IME の ON/OFF 制御ができなくなり, 代わりに Ctrl + Space でインプットメゾットを切り替えるようになりました.
Linux に慣れていない場合、この インプットメゾットを切り換える という意味が分かり難いかもしれません. これは windows を使用している際に 半角/全角 キーを押して行う操作とは別のものです。
そうではなくて、例えば ATOK と Microsoft IME を切り換えるような作業です。
この変更には色々と思うことがある方が多いようで、 中々面倒な話をしています。
そのため Ubuntu では ibus を捨てて Fcitx を使うという対策をしています。 でも、個人的な感覚で言えば、 ibus 設定も Fcitx 設定も、設定が思うようにいかない(特定の条件下でうまく機能してくれない) ことが多々あるように思います。
- mozc もそろそろ捨てていいかなとか思い始めたりしています。
入力メゾットの切り替えを行う¶
まずこのページの前提として mozc は捨てます。 最近、アレ使い難い気がしますので。
例えば Fedora の場合日本語用の IME として SKK というものを使用しています。 インプットメゾットをこれに切り換えるとデフォルトで日本語入力ができるようになっているので日本語が入力できます。
で英語入力を行いたい場合には IME として xkb を使用すれば英語入力ができます。
それはいいのですが、Ctrl + Space というのはナンセンスな気がします。 確かによく使う操作ではあるのですが、 上記のショートカットは、もっと有効活用したいと思います。
- 私の場合 tmux の prefix に使用するのが好みです
全角/半角に割り当てるのもよいのですが、 これでは 現在どちらの入力なのかを覚えておく必要があって、この方法もあまり好きではありません。
個人的な好みは Mac のマネです。 具体的には, Hiragana Katakana ボタンを押した際にはどんな場合でも、日本語入力になって、 Muhenkan を押した際にはどんな場合でも 英語入力を使用したいです.
- 本来は ibus の問題なのですが, 解決を gnome の側から考えたので, ここに記述します.
解決方法¶
gnome のキーバインドを設定します. gnome では特定のキーバインドに任意のシェルコマンドを指定できるので, これで操作を行うのが楽かと考えました.
- 本当はアクティブなアプリケーションごとにインプットメゾットを切り替えることも考えたのですが.
これには以下の作業を行います.
設定 -> キーボード -> ショートカット を選択
独自のショートカット で + を押す
- キーバインドを設定する
名前: 適当
- コマンド:
- 日本語: ibus engine kkc
- 英語: ibus engine “xkb:jp::jpn”
注釈
xkb:jp:jpn に関して
オプション名にこれだけ jp とついていますが, これでアルファベットのみの入力になります. このオプションの jp は日本語配列のキーボードという意味です.
- Fedora 23 では mozc のデフォルトは直接入力で、 kkc は日本語入力です。
- そのため、上記の設定を行う場合、mozc では直接入力から日本語入力に切り換える手間がかかります。