データベース実戦入門

Last Change: 10-Mar-2016.
author : qh73xe

基本的にはロジックに関するまとめです。 タイトルの通りリレーショナルデータベースに関する内容をまとめます。

SQL と リレーショナルデータベース

まずはじめにお話していくのは リレーショナルモデル (RDB) の概要と SQL に関してです。 この二つは基本的にペアとして存在しているわけですが、しかしこの二つは違うものでもあります。

この章では、この二つがどのように対応し、また異なっているのかを説明します。

SQL とは

SQL とは RDB に問い合わせをかけるための言語です。 RDB を始めたばかりのころは、どうしても SQL の方に目がいきます。 だって RDB を操作するためには SQL が使えなくてはどうしようもないですから。

それで SQL に関して詳しくなっていけばいくほど、つい「SQLさえかければRDBに関して気にしなくてもなんとかなるよね」 と感じてしまいやすくなります。

しかし、ここで注意しなくてはいけないことは SQL と RDB は異なることです。 SQL は柔軟性に富んだ言語ですので RDB の仕様から大きく逸脱したこともできてしまいます。 このような使用方法では注意を払う必要がありますが、RDBをしらなくてはそもそもその SQL が RDB を逸脱しているものであるのか否かすらわかりません。

RDB に対するよくある間違いは「DBを単なるデータの入れ物である」と考えることです。 インデックスさえ効いていれば高速にアクセスはできるため、データベース設計、つまり 個々のテーブル設計および DB 全体としての統合性はどうでもよいと考えてしまいます。

このような考えは非効率なSQLを発行してしまうだけではなく、 バクの温床にさえなります。