音声動画アノテーションツール : ELAN

このページでは ELAN というツールを紹介します. このツールは動画のアノテーションツールとして紹介されることが多いのですが, その他いろいろできるらしいという噂が多いです.

しかしまだ,日本語での解説ページがあまりなく,正直何ができて何が苦手なのか筆者自身もあまり知らないです. ここでは私が個人的に使用したこのツールの機能を紹介していければよいかなと思っています.

インストールに関して

ELAN は windows, Mac, Linux 環境で使用できます. ただし Linux 環境ではいくつかインストールに癖があるので,それに関して記述していきます.

なお,筆者の環境は(このページを作った時点では)以下の通りです.

  • ディストリビューション : OpenSUSE 13.1
  • CPU : 64 bit
  • デスクトップシステム : KDE4

事前準備

Java の導入

ELAN をインストールする前に Java をインストールする必要があります. 私の環境では Oracle’s RPM を使用して Java Runtime Environment を使用しました.

詳細は以下のページを参考にしています.

VLC media player の導入

ELAN の設定を確認する限り, VLC media player が必要になるかもしれません.

ELAN のインストール

ELAN はレポジトリ登録がされていないため 公式サイトからダウンロードする必要があります.

上記サイトからインストーラを入手して,端末を開きます.

ELAN をダウンロードしたディレクトリに移動し実行権限を与えたあとインストーラを起動します.

$ chmod 755 ~/Downloads/ELAN_473_linux_install.bin
$ ~/Downloads/ELAN_473_linux_install.bin
  • ここで注意する必要があるのは sudo は使わないほうがよいということです.
  • sudo を使いインストールすると実際に使用している際にファイルを読み込めなくなりました.

上記のコマンドを使用するとGUIが起動します. ここでは管理者ではない状態で使用しているため /home/ユーザ名/ 以下に実行環境を置きます.

  • 私の場合,~/bin にパスを張っているので,
    • このディレクトリに elan というディレクトリを作成し,
    • その中に ELAN 本体を
    • ~/bin 直下に実行ファイルのパスを配置しました.