Linux: コマンドライン環境

Last Change:13-May-2016.
author:qh73xe

多分ですが、趣味で Linux を使用する人間って、大抵はあれが、便利だというより、 かっこいいから使っていると思うんですよね。 というか、私はそうです。

うん、Mac より断然。

で、Linux にカッコよさを求める人間って、結局 GUI より、 CUI の方が良い感じに思いますよね。 なんというか、昔映画でみた、「すーぱーはっかー」がいじっていたコンソール的な。 だれになんと言われようが、あれはかっこいいです。

このページでは、Linux の CUI 環境を色々と紹介していこうと思います。 目標は各種のツールの詳しい使い方を概説するというより、ツールがあること自体の紹介です。

  • なお、このページで紹介するツールは基本的に vim ライクな操作が可能なもののみです。
    • そのため、人によっては結構使い難いかと。
    • これは完全に筆者の趣味です。

注釈

各種の詳しい使い方は別途ページを作成し、リンクでも張ると思います。

基本ツール

ここでいう 基本 とは色んなツールのインターフェースという意味です。 CUI ツールの最大の魅力は、要は shell から使うコマンドでしょ?ということだと思っています。 で、そのコマンドまでのアクセス制御とか、どこに表示するのか(或いはしないのか)を設定するインターフェースを基本であると考えます。

tmux

../../../Tools/tmux/main

ターミナルマルチプレクサとは、誤解を恐れずに言えばCUI版ウィンドウマネージャのようなものです。 要は一つの端末の画面を複数に分て、それぞれに別のプロセスを走らせることが可能です。

tmuxinator

tmuxinator は上記の tmux をメタ的に設定するためのツールです。 便利だという人間が周りには多いので紹介しておきます。

ファイラー

シェルコマンドを一番最初に習うときって、大抵 ls とか cd とか mkdir とか教わると思います。 アレらのコマンドって、確かに使い所多いですし、あれがあれば、大抵のファイル操作はできます。

でも、ファイル操作を行う時に、シェルコマンドと、ファイラー操作だったら、多分ファイラーを使いますよね? 大量のファイルを扱うときとか、正規表現を使いたいときではなく、日常使用では。 なんでかを考えると、多分、実際にファイルをみながら、どこに置きたいのかを考えながら(ディレクトリ設計をしながら)、作業をしたいからですよね。 そういうことを行えるという意味でファイラーって価値のあるツールなのだと思います。

で、CUI のファイラーがあれば最高ではないですか。 というわけで、2つのファイラーを紹介します。

Ranger: 高機能 CUI ファイラー

../../../Tools/ranger/main

ファイラーとしての機能では vifm より優秀です。 特に、プレビュー機能は大変素晴らしく、 CUI 上で pdf や png のプレビューが確認できます。

  • 注意がいるのは、 gnome-terminal では画像の表示を認めていないので、xterm とか別の端末を使う必要があることです。
    • gnome-terminal では アスキーアートで表示されます。

vifm: 2画面ファイラー

vifm はその名の通り、 vim ライクなキーバインドで操作可能なファイラーです。 後述する ranger と比べ、機能は少ないですが、同時にシンプルで、且つ、2画面です。 そのため、ファイルのコピーや、移動を行う場合は、楽かもしれません。

音楽プレイヤー

音楽管理もCUIから可能です。 というか、基本的に GUI よりも CUI の方が幸せになれる場合が多いのではないでしょうか? GUI 音楽プレイヤーって基本重いですから。 「web 接続とかいらない」という方は、一考の余地があるかと思います(無駄なことしない分、音質が良い気がします)。

  • なお、単純に音を鳴らすだけなら aplay コマンドが便利だと思います。

cmus

../../../Tools/cmus/main

cmus は、現状、私が最も気に入っている音楽プレイヤーです。 かなり多くの形式の音楽ファイルに対応しており、 Flac の再生も可能です。 わーい。

注釈

fedora を使う場合

cmus を fedora に導入する場合には github のソースからビルドした方がいいかと思います。

ブラウザ

ウェブブラウジングも CUI でできます。 GUI で同じことをするより、仕事をしている感がでるのでよいです。 欠点を言えば動画鑑賞をしにくいとか js の恩恵を受けにくい処だと思います。

w3m

../../../Tools/w3m/main

私の感覚では一番色々なツールと連携できるブラウザかと思います。 設定次第で画像の表示もできますし、 vim との連携も可能です。

メーラー

PC を使って生きていく場合、大抵、嫌々ながらメールを使用せざる終えません。 メールアドレスは勝手に自己増殖しますから(社内オリジナルなメアドとか欲くない...)管理が大変です。 まぁ、今更部外秘情報をメールで送る人間も少ないと思っておりますので、大体 gmail に一元化しています。

  • 時々、明示的にダメって言われる

でここで紹介するのは、要は gmail を cui で操作するツールです。