CD 関連

Last Change: 26-Nov-2015.
author : qh73xe

このページでは Linux を日常使いする上で不安に思われる CD 関連の扱いに関してメモしておきます。 まず、これは当たり前のことですが、Linux に於て Itunes など存在しませんし、大抵の企業製品はサポートしてくれないです。

ですが、心配することはありません。 実際問題大抵は OSS アプリケーションで動くのですよ。 しかも、ある意味、こちらの思い通りに(逆を言えば思わなければ使えないのですけど)。

このページでは、とりあえず CD のリッピング(音楽の取り込み) と 音楽プレイヤーを紹介します。

Asunder : CD リッピング

まず、 CD の取り込みです。 これには、Asunder というアプリケーションを使用するのがよいかと思います。

このツールの良いところは以下の通りです。

  • トラックデータの取得率 が高い
  • 対応形式が豊富
  • シンプルな UI

まず、CD を取り込む際、楽曲情報がタグ付けされます。 win や Mac を使用しているとそんなに気にならないかもですが、これが自動で行われないと凄い嫌です。 ここら辺は企業サポートは強いですよね。 で、このアプリケーションが参照している データベース が割と高機能で大抵の CD の情報は取得できます。

続いて楽曲データの形式が豊富という点を紹介します。 これは Itunes 等では基本固定された拡張子ですよね。 で、大抵非可逆な圧縮がかけられています。 これが嫌な場合にはとても魅力的なポイントになるかと思います。

  • mp3 などにもできますけど

その上、基本的な使い方はとても単純です。

  1. CD を入れる
  2. Asunder を起動する
  3. 吸い出すと書いてあるボタンを押す

これだけです。

導入方法

基本的には apt-getdnf で導入可能です。

$ sudo dnf install asunder

音楽再生

さて、続いて音楽プレイヤーです。

これは実は標準でも入っています。 Rhythmbox という奴を起動すれば大抵の形式の音楽を再生することができるでしょう。

一方で個人的にお勧めなのが cmus です。 こちらは CUI で作成されたミュージックプレイヤーで(いえコマンドで音楽を再生するのではなくちゃんとしたミュージックプレイヤーです)、 サーバー上でも動かすことが可能です。 何だかんだで起動が最速なのと、再生できる形式が豊富なので気に入っています。